涌井健一 著
はじめに |
ポーランドといえば何を思い浮かべますか?日本ではあまりなじみの無い国かもしれません。 ショパンやキューリー夫人、コペルニクスそしてバレエダンサーの原点とも言うべき人物「ニジンスキー」も実はポーランド出身なのです。 約10年前に共産主義が崩壊したポーランドは、現在 資本主義と共産主義の狭間に苦しみながらも年々確実に進歩しています。 そんな地に約80年前、2人の日本人が日本の現代舞踊を披露するためこの地を訪れました。 その人こそ「石井漠、石井小浪」さんなのです。御存知の無い方も多いかもしれませんが 日本の現代舞踊の基礎を確立した人といっても過言ではないでしょう。 彼らの舞踊はバレエの本場ポーランドでも大絶賛を受け、今でも語られる舞踊家です。 そして今回彼らの舞踊を継いだ3人の舞踊家が再びその地を訪れることとなるのです。 いったいその3名とは?さてさてそれでは始まります。 |