第七部 〜最終日〜

本日のスケジュール

■芽衣ちゃんのお家へ
■オペラ座 バレエ鑑賞


とうとう最終日です。あっという間に過ぎたポーランドの旅。実に充実した1週間でした。そしてこの連載も、もうすぐ終わりを迎えます。今回はじめて挑戦した体験日記、お聞き苦しいところもたくさんあったかと思います。(^^;  
そんな中、最後まで読んでいただいた方々、どうもおおきに m(__)m、そしてご苦労さまでした。ご苦労ついでに最後もう少しだけお付き合いを!


今日は待ちに待った芽衣ちゃん邸に!芽衣ちゃんは先にも紹介しましたがお父さんがポーランド人、お母さんは日本人のハーフ。とにかく、かわいいんです。お父さんも、これでもかっ!ていうほどの男前(しかし言葉はこてこて関西弁)。行く前は「ポーランドに行ったらこんな人(子)ばかりいるんだろな〜」と思っていましたが、やっぱりここでも一番でした。(^^)
そんなチェルビンスカさんのお宅に涌井先生と桜井先生と私が押しかけることに。

10時半、チェルビンスカさんと弟さんがホテルまで迎えに来てくれた。
ワルシャワから車で走ること約30分、都会の風景が消え、美しい森に入ると、なんともいえないすがすがしい気分になる。
しばらくするとお家に到着。大きな庭に白い家。3人は一声に「うわ〜、いいな〜」とため息。

早速おじいちゃんとおばあちゃんがとても優しい笑顔で出迎えてくれた。
中に案内され食事をご馳走になる。今でも忘れないおばあちゃん特製トマトスープ。どうしたらこんな味がでるの?というくらいおいしかった。(^^)また食べたいな〜。
別れ間際、おばあちゃんがほっぺたにキスしてくれた。「日本人の男性にキスしたのははじめてよ〜」との事。光栄でございます(^^)。
わずか1時間ほどの短い時間でしたが、幸せな気持ちいっぱいになりました。

その後、車で5分ぐらいのところにある、お姉さんのお宅にも御挨拶。ワルシャワのビバリーヒルズと呼ばれるところだけあって最高の環境。素敵なお庭でお茶をご馳走になり再びホテルへ戻りました。


ホテルに帰るとみなさんと最後の観光へ。ショパン像のある公園へと向かう。
休日ということもあり街は多くの人でにぎわっていた。
それにしてもポーランドには色々な顔のショパンがいる。日本では「いかにも私は作曲家!」ってな顔でうつっているが、こちらに来て大きくイメージが変わった。その最も大きな原因は「彼は相当な女好き」という緑川さんの言葉。まるで同世代で隣の兄ちゃんのことのように話すその内容はホントに面白い。もう私の中の彼のイメージは「作曲家」より「女好き」という方が大部分を占めている・・・。



そしてポーランド最後のメニューは国立オペラでのバレエ鑑賞。
みんなオシャレをしていく中、最後まで同じスーツを着る私。そろそろ限界か・・・。

ポーランドの劇場で気づいたことを一つ。通常日本では入り口でカメラなどの持ち物検査がありますよね。でもこちらでは一切無し。これを聞いて「ラッキー!写し放題か!」と思ったあなた、日本人ですね〜。(私はそう思いました・・・。)

こちらでは写真を写さない(持ってこない)ということは常識中の常識で小さな頃からそういう教育を受けているんですね。だからあえて持ち物検査する必要も無し。芸術レベルの格差を感じました。・・・(^^;

「令嬢ジュリ」と「カルメン」が本日のメニュー。期待に胸を膨らませ、いざオペラ座へ。特別に用意された席へと案内される。その席は部屋になっていて鍵がないと入れない。4人座れるスペースがあり、そんな部屋が一面に用意されている。これがまたオペラ座の魅力の一つだろう。
舞台は前回伺ったときはとてつもなく大きなイメージを受けたが、思ったより小さく見える。意外と間口が小さいからか?

1本目「令嬢ジュリ」。これは特にノーコメント。良くも、悪くも無く、ただダンサーが太かったな・・・というイメージ。メインは「カルメン」。これはすごく良かった!ダンサーのスタイル容姿はもちろん、表現力や振付も最高。なんともいえないエロティックな表現(振付)だが、下品でないんですよ。この前k-バレエのカルメンも観ましたが、個人的にはこっちのほうがよかったな〜。
最後はポーランドバレエのレベルの高さを実感して、満足に帰りました。(^^

こうして楽しく、忙しく、充実したポーランドでの予定は全て終了した。ホントに内容が濃かった1週間でした。
来年はあの舞台にワクイをはじめ日本のバレリーナが立っていることを夢見て日本に帰ります。(^^)

この日の写真

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