第三部  〜国立バレエ学校&民族舞踊!〜

本日のスケジュール
■10:30〜 国立バレエ学校見学
      ポーランド大使館表敬訪問

■13:00〜  エヴァ・ヴィスコンチカさん会食
■19:30〜 民族舞踊リハーサル見学


午前10:30出発。国立バレエ学校はオペラ座のスグとなりにある。ホテルからも歩いて5分。なんと便利なホテルだ。
さっそく校長先生のボジュニア氏ご挨拶。4年生のクラスを見せてもらうことになった。
ここで御注意を。ここでの学年はプラス3年生をイメージしていただきたい。
ということは4年生(ポ)+3年生=7年生=中学1年生(日)ということ。
この学校は1818年に設立された歴史ある学校で、1年生〜9年生までの約10年間を過ごす。ここではバレエだけでなく、全ての学問を学ぶことが出来る。だから卒業生はみんながみんなバレリーナを目指すわけでもなく、普通に就職していくのもめずらしくない。
逆にいうとそれだけバレエで成功することは難しいのかもしれない。
 
教室にお邪魔するともうすでにレッスンは始まっていた。(ゴメンね。一生懸命練習しているところにおじさんおばさんが大勢押しかけて・・・)
まずは第一声!「きれい〜」。12・3歳とは思えない顔立ちに(思える子もいましたが)スタイル。さすがクラシックの本場、根本が違う。この子たちが確実に技術を身につけたらそれこそ完璧なバレリーナになるのだろうな〜。
ここではバーレッスンからセンターまで約1時間たっぷりと拝見させていただいた。
技術もかなり高いように思えた。そしてなによりバレリーナが時折見せる笑顔は本当にかわいかった(^^
その後再び校長先生に校内を案内していただく。(その間に涌井先生と佐藤先生は大使館に表敬訪問。)校長先生もここの生徒だったらしく、当時は(おそらく50年ぐらい前の話でしょう)毎年3000名もの受験生おり、そして厳しい試験の後合格するのはわずか200名だったらしい。現在は経済の悪化もあり生徒数もかなり減っているとのこと。
また留学生の受け入れも可能。卒業証書は頂けないが、留学証明書などは発行してくれるそうです。みなさんもどうですか?ポーランド留学。


13:00、エヴァさんと会食。エヴァさんとはポーランドでは最も有名な舞踊家で国内に知らない人はいないというほどの伝説のバレリーナ。日本でいうなら森下洋子さんのような方かな?
芽衣ちゃんも興奮状態にあり、サインと写真をお願いした。日本のおば様方(失礼先生方)もサインと写真をお願いする。レストランの中は激しく動いていた。涌井先生はというと名刺を切らしたエヴァさんに激しく詰め寄り、どうしても欲しいから日本に送ってくれと言う・・・。むちゃ言ったらいけません。名刺1枚で・・・。

その後我々は「ショパン・シンフォニック・コンサートホール」を見学に行く。ここは80年前「石井漠・小浪」さんが踊ったところでもある。あいにく工事中だったが舞台などは見ることが出来た。緑川さん、佐藤先生、涌井先生は感慨深いものがあったと思う。

ワルシャワ市内を緑川さんに案内していただく。古いヨーロッパを思わせる建物はヨーロッパに来たことを実感させてくれる。なかでも一番印象に残ったのは旧市街と呼ばれるところ。
ここは、第2次世界大戦中にドイツに大変な破壊を受けて街は跡形も無くなった。普通ならばそこに新しい建物が建てられるはずだが、ここは壊された街をそのまま復元したという。それだけ愛していたんですね自分の街を。
一通り案内して頂いて民族舞踊までちょっと一休み。

19:30、案内されたのは町外れの小学校の体育館。ここにはたくさんの若者がいて、楽器を演奏する人、踊る人、指揮をする人で熱気に包まれている。ポーランドの民族舞踊は「マズルカ」と「ポロネーズ」からなる踊りが有名だが、その他に「クラコビュヤック」「クラビュヤク」などの曲がある。
明るく元気のあるこの踊りはとにかく観ていて楽しい。20代から30代の男女が本当の恋人同士のように、やさしくみつめ合いながら踊る。緑川さんに「あんなにホントの恋人みたいに踊ってたら恋に落ちることもあるんじゃないですか?」と聞くと「うん、みんなすぐ恋に落ちちゃうの。でもすぐ冷めるの!」とのこと。けっこうあっさりしているらしい・・・(^^;。
皆さんには無理を言って全曲踊っていただいた。ホントかなり楽しかったですよ〜。最後には先生もみんな混じって踊っていました。民族舞踊は見てるより踊れ!ですよ。
このときの様子はビデオに撮ってあるのだけれど是非見て欲しいですね。
私の下手な文章じゃわからんでしょうから・・・(^^;

明日はナポレオンが一時期暮らしていたお城へ宿泊です!
すごいですよ〜。ホントにすごいんですって!お楽しみに〜。


この日の写真

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