第四部 〜ナポレオン不倫のお城に宿泊!〜 本日のスケジュール ■ショパン記念館 ■ヴァレウスキ城へ 1806年、ナポレオンはロシアを攻撃するためフランスを後にする。一軍を引き連れたナポレオンはポーランドで一休み。 そこで城の主でもあるヴァレヴスカと恋に落ちる。(※ナポレオンに本妻はいます・・・。いわゆる不倫ってやつですね) 約一月の間ナポレオンは彼女のもとへ通いつづけることになるが、その時のお城が今回の宿泊先。(お城といってもベルサイユのバラに出てくるような長巨大なものではなく、お屋敷といったほうがイメージしやすいかも) 1760年ごろに建てられたこのお城は、歴史書でもほとんど触れられていない、いわば穴場中の穴場といったところか。 今までは宿泊施設としては利用されていなかったが、1年ほど前から宿泊できるよう改装されている。国のお偉いさんしか泊まることが出来なかった場所に今回私達がはじめて泊まることになる。(しかも貸切!) この日は1日フリー。1・2日目と人と会うことが多かったので、やっと一息つける。 10:30出発。まずはショパン記念館に向かう。ここは「ショパンコンクール」が行なわれることで有名な場所であり、世界中のピアニストあこがれの地である。 広大な敷地の割りには小さなお家。そこには実際にショパンが使用していたピアノや直筆の手紙などが飾られてあった。 庭はすばらしく、森がそのまま敷地の中にあるような感じ。木々は生い茂りいろいろな花が咲いていて、池には蛙が顔を出し、川も流れている。 「こんなところに住んでたらいい曲も描けるんやろな〜」と出来もせんのについ思ってしまうような環境であった。 そして本日のメイン「ヴァレヴィッエ城」へと向かう。 田舎道を走ること1時間、馬場が見えてきた。きれいな馬がたくさんいる。「優雅だな〜」と思っていると、すぐに目の前にお城がドォーン!一同ウォーッ!ここに泊まるの? 更に中に入って興奮は最高潮に。ウヮー!ギャオー!ホゲー!★■▲×・・・!部屋に案内されてみんな半狂乱状態。 見た事も無いような豪華な部屋が!(豪華といってもホテルの超スウェートのようなイメージでは無く、当時の部屋をそのまま再現した、まさにお姫様気分・・・ってな感じ) 大きな部屋は5つだったかな?それぞれデザインも違う。いち早く涌井先生、佐々木先生、桜井先生は部屋を確保した。遠慮がちな我々は(^^; 余った部屋を割り当てる。悲しいかな私は普通の部屋になってしまった・・・。まいっか。 1時間後、外には馬車が出迎えてくれた。お城の周りを案内してくれるという。これでもか!という程豪華な演出はさすが緑川さん。 城の周りには沼がたくさん在り、そこには白鳥を始めとする水鳥が群れをなす。「白鳥の湖ってこんなシチュエーションから生まれるんですよね〜」と先生方も目を輝かせていた。 やっぱりみんな行きましょポーランド!特にバレリーナさん。日々の練習は当然必要だけど、こういった雰囲気を味わうことは総合的に踊りを仕上げる上では絶対プラスじゃないかな。身も心もお姫様になりきる、セットじゃない本当の背景で暮らしてみる。これは必要ですよ〜。 今日からお小遣いためて来年ポーランドに行こう!お父様・お母様 御協力を! 夕食は当時ナポレオン達が食事していた場所で当時の食事とほぼ同じ料理を頂く。素朴な料理だがおいしかった。 お酒も入り緑川さんの話もはずむ。そのうちお城の幽霊話(彫刻が動き出すなどの・・・)で盛り上がり、皆顔は笑っているも内心は怖くてしかたない。案の定、W先生とY先生は夜一人で寝れないという。(プライバシー保護のため名前はNG) 結局W先生は私の部屋に来た・・・。ベットが2つあったからいいようなものの何がうれしくて・・・(しかも一番狭い部屋に)。あんなに部屋見て興奮していたのは何だったのか・・・。その夜、有効に使用された部屋は半分もなかった。(*_*; 次の日早過ぎるお城との別れ。出発間際に新たな部屋を発見する。地下ROOMだ。階段を降りると一面レンガで造られたバーがあった。そのセンスの良いこと。何で昨日教えてくれなかったの?焼酎2本は空けれたね!(ポーランドで焼酎は無いか・・・) 他にもいろいろな部屋を発見した。絶対また来よう!そう思いお城を出発した。 さあ今日はポーランド2番目に大きな街「ウッジ」へ。ここにはバレエ団も在る。どんなものか楽しみだ |
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