第一部  〜さあ出発〜

6月4日 AM8:00。関西国際空港、ルフトハンザチェックイン前8:00集合!
言いだしっぺの私が15分も遅刻して登場。佐々木先生に「遅いわよ!」と一括されて ポーランドの旅が始まった。

まずここで今回のポーランド訪問のメンバーをご紹介しよう。トップに登場の佐々木先生は言わずと知れたバレエダンサー佐々木大さんのお母さんで 佐々木美智子バレエ団の代表者。とても明るくゆかいな方で、かっこよく、涌井先生を超えるテンションを持った方である。
そして佐藤先生。日本の現代舞踊の第一人者「石井漠、小浪」先生の数少ない直系のお弟子さん。(一人目静岡で佐藤典子舞踊団を主宰され600人の生徒を指導する。
安田先生は三重県伊勢市で安田博子バレエ研究所を主宰されている。息子さんもバレエダンサーで 先日ニュージーランドバレエ団より帰国されたばかりである。
桜井多佳子さんは若手のバレエ評論家で活躍中。コンクールの審査員や本の出版もされている。
今回の旅ではマドマーゼル多佳〜子と大モテでポーランドの男性をとりこにするのである。(^^)
チェルビンスカさん一家はお父さんがポーランドご出身。かわいい娘の芽衣ちゃんは現在4年生。只今ワクイバレエスクールでバレエを勉強中。久しぶりのおじいちゃんおばあちゃんとの再会を楽しみにしている。そして今回の旅の全てのプロデュースをしていただいた緑川潤さん。彼も石井漠先生の直系のお弟子さん(二人目)で元バレエダンサー。私が思うに日本一かっこいい70歳紳士。ユーモアたっぷりのお話は常に興味をそそられる。
そしてなによりもすごいのは人脈。これから登場する人物はすべてこの緑川さんの力があってこそ実現したもので、ところどころで「いったいこの人何者?」と思わせる不思議な男性である。
涌井先生は皆さん御存知?の通りワクイバレエ団代表。相変わずのそそっかしさでみんなに迷惑をかけるも本人気づかずマイペース。持ち前の明るさで全てを乗りきると言うワクイ節はポーランドでも健在であった。そして実は彼女も石井漠先生の弟子なのである。(3人目)
最後に私(涌井健一)を含めた計10名で出発した。

関空に着くとすでに皆さん到着済み。そんな中、昨日なかなか仕事が片付かず、ほとんど一睡もしていない私は完全に頭がボ〜の状態。
旅行会社の方からみんなのチケットを預かるも、寸前になって「どこ行った?」「あれ・あれ・・・」とパニクリまくり。「私に託すほうが悪い・・・」と心の中で開き直りながらもなんとか出発した。《余談だが道中飛行機内はめちゃくちゃ寒かった。「このまま
死ぬのか・・・」は大げさだがホントに
風邪ひくと思った。》
そんなこんなで11時間後まずは中継点のフランクフルトへ到着。
1時間半の休憩後目的地ワルシャワへと
飛び立った。
到着は現地時間で夕方5時ごろ。空港にはPAGART(ポーランドの芸術関係を取り仕切る組織。共産時代は大変な権力を持ち、入国または出国する際には必ずここの許可が必要だったらしい。)が迎えに来てくれてホテルへ直行。時間も遅いこともありこの日は軽く街を散歩して終わり。旅の疲れを取るため早々と寝床に着く。
それにしてもポーランドの街は歴史有る建物が非常に多く、まさに古いヨーロッパの雰囲気を感じる。また驚いたのは、午後9時ごろになってようやく日が落ちていく為、思わず時間の錯覚をしてしまう。そんなこんなで一日目が終了した。さあ明日がんばろう!
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